演劇作家の篠田千明さんが(こんな情勢なのに!)中国・佛山の演劇祭に招かれて、フェスティバルに参加してきたので、私・山本佳奈子も、最後の3日間ほど現地に合流して、篠田さんのワークショップを手伝ったり、フェスティバルを体験してきました。
篠田さんは、2024年から開催されている「千灯湖青年演劇祭」の関連プロジェクトである「夏南ラボ」のアーティスト・イン・レジデンスに約2週間滞在。最後の数日間には、「千灯湖青年演劇祭」の一環として「夏南表演芸術季」(訳:夏南パフォーマンスアートシーズン)が開催されていて、そこで篠田さんのワークショップ『戯曲・ディナー』も実施しました。
この滞在が、とてもおもしろかったのです。
篠田さんは、現地での調査や、スタッフや作家と話したことや教えてもらったことをパフォーマンスとして発表する「報告会」をやりたいな〜とのことで、ならば私も、たった三日間の滞在とはいえ「滞在記」を書いておきたい!となりまして、二人で報告会を企画・開催することに。篠田さんはNew Sourceと題したパフォーマンスを発表し、私はほやほやの「滞在記」を販売します。
なんと、中国から千灯湖青年演劇祭のキュレーター&プロデューサーである馮安妮(Feng Annie)さん、他、スタッフや作家の面々も来日して参加してくれる予定。
詳細は下記。ぜひともふるってご参加ください。
佛山滞在
報告パフォーマンス&滞在記ZINE即売会
日時
2026年6月7日(日)13時〜(開場は15分前、イベント終了は15時半頃を予定)
料金
1500円(お茶・軽食付き、当日精算)
会場
ユングラ(西国分寺)https://kamimuramegumi.info/yungura_access/
予約フォーム
https://forms.gle/HvJweZp7tTNtevoH9(定員20名)
お問い合せ先
mayokageアットマークgmail.com
出演
篠田千明、山本佳奈子、馮安妮、何啟傑、頼栄鈞、朱航鋭
内容
演劇作家の篠田千明と、ときたま篠田千明のツアーマネージャーをするライターの山本佳奈子が、中国広東省佛山市で開催された「千灯湖青年演劇祭」に参加してきました。篠田千明は、同演劇祭が主宰する滞在制作拠点「夏南Lab」に招待作家として約2週間滞在。期間中、中国各地の料理を学び、清明節をはじめとする民俗風習や、家庭料理の作り方、また子どものおもちゃについてもリサーチを進めました。
この会では、篠田千明のレクチャーパフォーマンスを中心に、現地で見たものをみなさんに報告します。
また現地から、千灯湖青年演劇祭および夏南Labのキュレーターを務める馮安妮(Feng Annie)と若手の演劇作家たちもやって来て、トークセッションに参加します。広州を中心とした中国での創作の現場の様子をたっぷり語ります。会場では、山本佳奈子の滞在記zineの即売会もあり、スピード感もありつつsnsで同時共有されるよりはズレのある、独立した表現として現在地を共有することを試みます。
タイムスケジュール
13時- 篠田千明『New Sauce』
◯佛山の滞在施設、夏南labでの経験を報告するパフォーマンス
14時- 軽食タイム
◯パフォーマンスの中で作られた料理を会場で振る舞います
14時半- トークセッションwith 安妮、黒さん、千翼さん、花さん
◯どのような創作活動が中国のパフォーミングアーツでは行われているのか、現地の作家と篠田、山本とのトークで、その一端が垣間見れます。(やむを得ない状況により、中国からの登壇者はオンライン参加になることもあります)
15時半終了予定
プロフィール
篠田千明(しのだ・ちはる)
演劇作家、演出家、観光ガイド、学童指導員
複数の環世界を聞き分けて空間に配置し、閉じずに整えるのが得意。2004年に多摩美術大学の同級生と「快快」を立ち上げ、2012年に脱退するまで、中心メンバーとして主に演出、脚本、企画を手がける。その後バンコクに移動し、ソロ活動を続ける。2020年3月に日本に帰国、練馬を拠点とする。2020年山口情報芸術センター[YCAM]と共同でオンラインパフォーマンス『5x5x5本足の椅子』製作。2022年には東京の民家を舞台に『no plan in duty』を演出。美学校で『劇のやめ方』という講座を担当している。
山本佳奈子(やまもと・かなこ)
物書き(バイトと兼業)。1983年生まれ、尼崎市出身。東アジア各地の音楽や文化を日本語で発信するウェブメディア「Offshore」を2011年に立ち上げた。現在は紙の文芸誌『オフショア』として「おいしいでも安いでもないアジア」を発信。アジア各地からの音楽バンド来日ツアーや映画上映会ツアーもプロデュースしてきた。2015年から約5年間那覇に暮らし、沖縄県からの派遣留学生として福建省福州市に1年間滞在。浙江省で開催される烏鎮演劇祭に招待された篠田千明演出作品『ZOO』では、制作を担当。好きな歌は「ナークニー」。共編著書に『ファンキー中国 出会いから紡がれること』(灯光舎)。https://offshore-mcc.net/
参考情報
千灯湖青年演劇祭
2024年から中国広東省佛山市の千灯湖エリアで開催されている演劇祭。年に一度きりではなく、数シーズンに分けて中規模のフェスティバルが開催される。2025-2026年のテーマは、「戏剧,日常之外的风景(Life as neighbor, theatre as view.)」(中国語の意味は「演劇、それは日常から外れた風景」)。プロデューサーは、中国で舞台芸術のキュレーターとして活躍している馮安妮。2026年春は、「夏南パフォーマンスアート・シーズン」として、4月17日〜19日の3日間開催。舞台公演のみならず、リーディング公演、ワークショップ、上映なども行われた。
夏南Lab
千灯湖青年演劇祭が主宰するアーティスト・イン・レジデンス・プロジェクト。演劇祭が開催される、元穀物倉庫の文創区「夏漖粮園」内にある。
協力
宿泊協力:野暮/YAVO
